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ステンドグラス極道日記。

蝶のステンド③ - 組み・ハンダ

組み 前回でガラスカットまで終わっているので、今回は組みから。 下紙の通りに、下から順に組んでいく。 ここで初めて気付いたのだが、今回使用しているFH3は、上面と下面の厚さが全然違うものが含まれている。この写真でも分かる通り、左側は右側の1/3倍くらいしか厚…
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蝶のステンド② - 製図・ガラスカット

製図・デザイン修正 前回のデザイン画を元に、Illustratorで製図をする。 製図をすると分かることが沢山ある。初期デザインの段階では細部まで考えずに書いているが製図をして番号を振ると、無理のあるガラスの割りが見つかったり、より良くなる画を閃いたりする。 サ…
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3mmのケイムで組むステンドグラス

3mm幅のケイムで組む 普段使っているマツムラメタル製のフラットケイムには、FH3~FH15までのサイズがある。一般的にはFH5~FH12位までが使われることが多く、幅が細すぎたり広過ぎるケイムはあまり使われない。 特に、FH3やFH4については、殆ど使われることがない。幅…
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【ステンドグラスパネル製作】シカの頭の骨④ - 完成

ハンダ ハンダで仮止めを行う前に、ケイムのラインを下紙に合わせて極力揃えておく。そしてハンダは、先ず表裏の点付けを行い、そのあと全面ハンダを施す。 円の4分割で組んでいる箇所のケイムを、きちんと正円に固定してハンダする必要がある。 図のこの部分だ。上の…
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蝶のステンド① - 構想・デザイン

構想・コンセプト 何となく、蝶のステンドが作りたくなった。 小さめのサイズで、ケイムはFH3sを使う。 FH3は初めて使う。一番幅が細いケイムなので、これでどこまで組めるか、試してみたい。 デザイン ウェブで探せば無数に蝶の画像が出てくる。それを見て、Illustrat…
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【ステンドグラスパネル製作】シカの頭の骨③ - 組み

組み 前回までで線とガラスが決まり、それでクリエイティブな行為は終わり。後はただひたすら設計図通りになるように作業するだけ。ここからが長い。 早速パネルを組んでいく訳だが、その前にケイムのシミュレーションを。 バックの円の並びを先に組んでいくのだが、円…
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【ステンドグラスパネル製作】シカの頭の骨② - ガラスカット

デザイン修正 少し間をあけてからデザインを見直したところ、あまりしっくりこなかった。ブラッシュアップを行う。これが前回のもの。 以下のように修正。 何となく、頭に王冠をかぶせた。あとはモチーフの線を少し修正。モチーフと背景の境目がハッキリし過ぎている気…
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【ステンドグラスパネル製作】シカの頭の骨① - デザイン

構想・コンセプト 以前に制作した、背景に円を敷き詰めたパネルをもう一枚制作したい。このパネルだ。 円が敷き詰められたパネルは、ステンドグラスのデザインとしてはありがちのもの。ただ、このように隣り合った円が一本のケイムを介しているパネルは殆どない(見た…
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フランシスW.リトル邸③ハンダ・仕上げ【フランク・ロイド・ライト】

全面ハンダ 前回までで表裏の点付けが終わっている。そこへ、全面ハンダを施していく。 点付けの際もそうだが、フラックスは液体のものではなく、自家製のペーストを使用する。一見液体フラックスの方が付きが良さそうだが、飛び散ったフラックスがケイムを著しく劣化…
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フランシスW.リトル邸②ガラスカット・組み【フランク・ロイド・ライト】

ガラスカット さて、前回デザインしたものを実際に制作していく。先ずはガラスカットで使う型紙の準備から。Illustratorにて実寸で設計しているので、それをそのままA3のケント紙に印刷する。 印刷されたものを、ハートを残してカットしたものが型紙になる。 普通のコ…
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