人をモチーフにしたステンドグラス02 – ガラスカット・組み

image



ガラス決め

前回、ガラスを決め切れていなかったが、熟考!?を重ねた結果、こうなった。


image


色数は可能な限り少なくしたいが、少なすぎるとつまらないので、3色にした。


背景とモチーフがハッキリと別れる絵柄であるため、そこを明確に区別したガラス使いをしたいところ。その方向で考えた結果、和紙の様な白のスティップルの不透明さと、とクリア系ガラスでコントラストを出すことにした。


image

Youghiogheny 1000SP ヤカゲニーのスティップル・ホワイト。


image

FREMONT Crackled Clear 綺麗なクラッケルのクリアー。リブ入り・ファイヤーポリッシュ。


image

Wissmach Hammered Red ウィズマークのハンマード赤。クセのない普通の色の赤。


この3種類のガラスを使用して制作をする。



ガラスカット

image

いつも通り、デザインを原寸でケント紙に印刷し、それをカットして型紙を作る。4mmケイムの実際のハート幅は1mmだが、型紙上では1.2mmにし、その通りの1.2mm幅を落として型紙を作る。


image

フリーモントはアンティークなだけあり、一枚の中での厚みの差が凄い。薄い部分は割れ易く、厚い部分は組み辛いため、良いことは全くないのだが、見た目が綺麗だから、買ってしまうし使ってしまう。


image

型紙通りに制作にガラスをカット。今回の3種類の中では、クリアのクラッケルだけ向きがある。今回はリブが縦になるように統一。


image

ガラスカット完了。この後、ルーターで細部を削って整形し、組みに入る。





組み

image

新しく用意した板に、A3で出力した下紙を張り付けたところ。今回は、ピンが打ち易いシナベニヤの600mm×450mm×9mmサイズのものを使用。


板の厚さが今までになく薄いが、釘を使わず、ピンも素で奥まで刺すことはないので、大丈夫だと思う。


image

図柄の左下部分から上に組んでいく。


image


image

ガラスピースが細かい箇所は、どうしてもケイムがきたなくなってしまう。


image

FH4のケイムは薄くて柔らかいため、ちょっと強くつまむとすぐにめくれ上がったり、内側に巻き込んだりしてしまう。そのため、ハンダ前の工程で丁寧に整形してやる必要がある。


image

線が複雑に曲がりくねっていたり、何重かに重なっていたりだが、ガラスとケイムの間に隙間ができないように丁寧に組んでいく。


image

組みが完了。線があまり綺麗ではないけれど、次工程のハンダ前にこれも整形する。






多少複雑でも、所詮はガラスとケイムを交互に差し込んでいくだけなので、いつかは組み上がる。面倒なことは多いが、難しいことは決してない。


次回、ハンダ付け・パテ入れ・仕上げ ⇒ 完成の予定。



関連する記事 - Related Post

人をモチーフにしたステンドグラス01 - 構想・デザイン

原画:杉浦非水 制作:松本ステンドグラス 「踊り子」 人をモチーフとしたステンドグラスを作ってみようと思い立った。先ずは、世にある既存のステンドを見直し、方向性を探ってみる。 人をモチーフとしたス...…
続きを読む

蝶のステンド④ - 仕上げ→完成

パテ・仕上げ 前回でハンダまで終わっているので、今回はパテ入れから。 パテはやや油が抜けて硬くなったものを、ベンジンを加えて柔らかくして使用している。 のみこみ...…
続きを読む

3mmのケイムで組むステンドグラス

3mm幅のケイムで組む 普段使っているマツムラメタル製のフラットケイムには、FH3~FH15までのサイズがある。一般的にはFH5~FH12位までが使われることが多く、幅が細すぎたり広過ぎるケイムはあまり...…
続きを読む

【ステンドグラスパネル製作】シカの頭の骨④ - 完成

ハンダ ハンダで仮止めを行う前に、ケイムのラインを下紙に合わせて極力揃えておく。そしてハンダは、先ず表裏の点付けを行い、そのあと全面ハンダを施す。 円の4分割で組んでいる箇所のケイム...…
続きを読む

 Comment

メールアドレスが公開されることはありません。