フランク・ロイド・ライト風明かり窓02 – ガラスカット

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デザイン決定


前回描いたデザインをご提案し、一次選考にA案、D案が残った。


D案は、もう一工夫加えたデザインを何点か描いた。右の3つはその一部。A案も、少しデザインを変更したものを何点かご提案。左の2つがその一部。




結果、紆余曲折を経て、A案をベースにした左のデザインに決定。最終的には、デザインの良し悪しと共に、建物に合う合わないが判断基準となった。


ケイムは、両サイドをFH15、上下をFH10にしている。中はFH5。








ガラス

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ショット アーティスタ0189(クリア)4mm厚

極度に縦長のピースがあるため、通常の3mm厚ではなく4mmを使用。心なしか4mmはクリスタルラインが強く出ていて綺麗だ。サンゴバンの型板とほぼ同じ厚さ。


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左が4mmで右が3mm。写真だと倍くらい違うように見えるが、実測値は、4mmが約3.8mm、3mmが約2.7mm程であった。


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ヤカゲニー 5002SP

気泡が少なめの部分を使用予定。


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ココモ KO1200

白みにムラがあるので、出来るだけ濃い部分を使用予定。





製図・拡大

Illustratorで製図した下紙。サイズはW130mm×H860mmで、ピース数は37。


如何にデザイン通りに組むことができるかを考えて、精密に設計図を描く。設計図は型紙・下紙になる。







ガラスカット

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今回はピージュを3種類使用。アーティスタは、厚さが1mm違うだけでかなり切り辛い。


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最も細長いピースは、11mm×250mm。4mm厚だとやはり相当な安心感がある。


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ガラスカット完了。この角度で見ると、ガラスの厚みの違いが良く分かる。


ちなみに、今回は型紙はケント紙ではなく普通のコピー用紙を用いた。特に問題なく使用できたので、今度からは積極的に使っていきたい。





次回、組み~仕上げ・完成までの予定。




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