デジカメと永野護デザイン展の話

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12年使ったデジカメがそろそろやばい

SONYのRX1Rというデジカメを、ステンドグラス撮影用にずっと使ってきた。もう12年になる。一時期エラーが起きて動ないこともあったが、最近は何とか動いてくれている。


だましだまし使っている感があっていつ壊れてもおかしくないし、急に壊れたら困るので次のやつを買っておきたいところだが、それが簡単な話ではない。

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RX1R(スマホで撮影)


このRX1Rの血筋の最新の後継機であるRX1RⅢというのが、658,900円(ソニーストア価格)もするのだ。RX1Rも結構高かったけど、その2.5倍くらいの値段になっている。


この12年間のあいだ、円高やインフレ、半導体を筆頭とした部材の不足・高騰以外に一体何があったのか。スマホの台頭でデジカメは高性能でなければ意味がなくなって、工芸品と化してしまったようだ。少なくとも一般人を相手にしてはいない代物になってしまった...。


これで性能も2.5倍だったら買っても良いけど、そうでもないところが工芸品と言いたくなる所以。解像度が2,430万画素から6,100万画素になってAIが高性能になったとは言え、ちょっと高すぎる。

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RX1RⅢ(658,900円)


RX1RⅢ、ここがクリアできていれば購入も検討するけど...

モニターが固定(バリアングルじゃない)

前面のロゴが「RX1R」のまま(なぜ?)

60万にしては安っぽい(見た目が初代RX1Rとほぼ同じ)


さて、RX1RⅢは無理として、では次は何にするのか。条件は、RX1Rのようにフルサイズセンサー搭載でコンパクト、RX1Rより何か少しだけでも性能が良いこと(買い換えて性能が下がるとテンションも下がるため)。となると、候補としてはSONYで言うとα7Cのシリーズのどれかしかない。


別の考え方として、スマホのカメラ性能が12年前からそれなりに上がっている筈なので、いっそのことスマホで頑張るというのもあるかもしれない。後でちょっと比較してみよう。

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Google Pixel 9 Pro Fold


スマホは一昨年からiPhoneはやめてandroidを使っている(上のやつ)。理由は、androidがiPhoneを抜いたと感じたから。実際に使ってみて、圧倒的にiPhoneより使いやすいし、手になじむ。何より所有感が満たされる感じがする。iPhoneは壊れないしカメラの性能も良いけど、それでももう戻ることはないだろう。


永野護デザイン展

永野護さんは、ファイブスター物語などで有名なデザイナー・漫画家の方。昔買ったコミックの表紙絵の原画が見られると知り、近場だったこともあって見てきた。


写真撮影がOKなエリアがあったがスマホ限定でOKということだったので、性能を測るには良い機会と、スマホカメラ性能全開のRAW撮影で撮ってきた。


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場所は池袋サンシャインシティ。

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JOKER3100 1989


クリアのカバーが掛かっているので反射が写ってしまうのは、まあ仕方がないところ。なお、ここに載せているイラストはすべて原画である。


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DEMON THE IMPRESSION 1 1985


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DANCE 1987


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TEARS TO REDS 1992


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PUZZLED RIB 1998


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LACHESIS 1985

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Mirage Girl 1988

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THE BABY SITTER 1988

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SPECTOR 1991

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JUNE STEPS 1991

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BRIDGE 1994

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GIRL RIDES KIRIN DRAGON 1995

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GROSS SISTER 1997

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コンコードとジ・エンプレス 1997

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コンコードとジ・エンプレス 1997

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Twin Bar 2003

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Twin Bar 2003

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CROSSING DECOY 1997

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Christine & Emperor's Bansheeca 2006

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Christine & Emperor's Bansheeca 2006


イラストはアクリルで細密に描かれていて、圧巻だった。いろんなものが濃密に込められていた。ただ、それは年代で言うと2006年頃までの絵に限った話。ここには載せていないけど2010年代や2020年代頃の絵は、別人が描いたかのような感じだった。悪い意味で憑き物が落ちてしまったかのような。


最近描いた絵の中には、鉛筆の下書き(顔の正中線)がはっきり残ったような絵もあったし、本人がアクリルでの細密なイラスト制作に興味を失ったように見えた。多彩な方で、イラストレーターが本職ではないので、興味が他に移ってしまったのかもしれない。


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こんな感じで飾られていた。これは人がいないタイミングで撮ったのだが、実際は結構にぎわっていた。


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フィギュア?プラモ?も飾られていたけど、あまり興味は湧かず。


撮影禁止エリアにも原画がいくつかあって、永野護ワールドを堪能できた。でも昔みたいに展覧会とか美術展でむちゃくちゃ感動するとかはもうなくなってしまったな~としみじみ思ってしまう。何でだろう。


純粋に作品そのものでなく、それが作られた裏側とか描いている過程とか背景が見えるようになって、冷めた見方しかできなくなったからなのか。それとも感受性が衰えただけなのか。ちなみに、当日券は2,300円だった。


デジカメvsスマホカメラ

さて、スマホで撮った絵だけ見てもピンと来ないので、同じものをRX1Rとスマホで撮って比べてみる。モチーフはステンドグラス。共にRawで撮ってLightroom Classicで現像したもの。


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スマホ

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スマホ(部分拡大)

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RX1R

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RX1R(部分拡大)


やっぱり明確に違うなという感じ。でも多分、一般人に両方見せてどっちが写りが良いか聞いたら、スマホの方って答える人が何人かいると思う。それくらいの差。


ただ、使っている側としては細部の描写力や色の深みにかなりの差を感じる。肉眼で見る以上の情報が入っているなと実感できる。対してスマホはソフトウェアで処理してそれっぽい画像を生成している感が透けて見えると言うか。でもまあセンサーサイズが全く違うのにソフトウェアの方でよく頑張っているなとは思う。


こう見ると、スマホ画質以下のコンデジは、余程の付加機能でもなければ使う意味がない時代になってしまったんだなと良くわかる。


真面目に次の機種を考えると

RX1RがSONYだから、という訳ではないが、他メーカーで良いカメラ(常識的な値段で)が見つからないので結局SONYで考えることになる。


ちょっとだけFUJIFILMも気になっているけど、フルサイズセンサーのカメラを出していないので、比較対象がない(APS-Cと中判のみ)。


RX1Rに代わるカメラの条件

液晶モニタがグリグリ反対側まで動く(RX1Rは動かないので辛い場面が多い)

画素数がRX1R以上(トリミング多用なので、できるだけ大きい方が良い)

何か一つ尖った点があり、見た目が変じゃない

機能に見合った常識的な価格

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となると、このα7CRが本命かなと(一眼なのでレンズも買う必要あり...)。


急に嫌なタイミングでカメラが壊れたときのためにも、すぐに買えるようにレンズの選定と金策を進めたいと思う。


次にカメラ関連の記事を書くときは、新しいカメラのレビューになると思いたい。

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