Webで「きゅうこん」という言葉の意味を調べると、以下の4つが出てくる。
①球根:宿根草のうち、根、茎、葉の一部に養分がたまってふくらんだ貯蔵器官のこと。
②求婚:自分と結婚するように求めること。結婚申込み。プロポーズ。
③球根:THE YELLOW MONKEYが1998年2月4日にリリースした通算14枚目のシングル。
④キュウコン:キュウコンとは、ポケットモンスターに登場するNo.038のポケモンである。
キュウコン・ステンドグラス(KYUKON STAINED GLASS)の名前の由来は・・・④である。
調度、どんな名前にするかを考えていた時に、環七沿いの道端にキュウコンがいたので、これで良いかということでこの名前にした。
そう、名前など何でも良いのだ...。それが良いモノになれば良い名前のように聞こえるものだろうから。
後付け的な意味で、ステンドグラスというものの球根 - 新たな生命の息吹、というような意味を、持たせても良いかなと思っている(今考え付いた...)。
この2017年5月現在、東京都の杉並区にアトリエがある。と言っても、小さな作業机があるワンルームの自宅をそう呼んでいるだけだ。
普通のマンションと言うかアパートなので、騒音問題の関係で大きな音は出せない(過去に苦情が出た実績あり)。早くもっと広くて自由に作業できる場所に移りたいところだが、 今は先立つものがないので、当分は実現しそうもない。
従って、あまり大きなステンドグラスは自室で作成できない。ただ、大きなものが入った場合は一時的に別の場所を借りて制作するので、大きな問題ではない。
今のところ、以下のような、ケイムと呼ばれる鉛の線で出来たステンドグラスのパネルをメインとして、制作を行っている。
私自身は、ステンドグラスを始めたのが2013年の夏なので、まだ4年も経っていない。完全な若輩者である(実年齢はそこそこいっている...。)
ステンドグラスを始めた直後から、運良くパネルを専門で制作する工房で働かせて頂き、その後の転職を経て、きちんとした職人のいる3つの工房でステンドグラスやフュージング、装飾ガラスの制作を学んだ。
そして今は、先輩の工房でお手伝いをさせて頂きながら、自分でオリジナルのステンドグラスを作り始めたところだ。良く言えば、独立して軌道に乗るまでの過渡期、というところだが、世間的に見れば、フリーターに毛が生えたような人間である。
このような、世間一般から見ると馴染みのない仕事をしていると、「なんでステンドグラスをやっているのですか?」と、半年に一回くらいは聞かれる。いつもは「まあ、何となく。」「親がやっていたので。」などと曖昧に答えているが、正確に言うと、「ある日突然やってみようと思ったから。」である。ある日とは、2013年の6月14日で、夜の9時くらいに突然そう思ったのだ。
背景として、両親がステンドグラスを嗜んでおり、父親は一時期ではあるが仕事にしていた、そのために幼少期からステンドグラスというものが身近にあり、記憶に刷り込まれていた、というのがある。
でも突然なんでやってみようと思ったのか?その理由は未だに分からないが、きっと人間の意識の9割以上を占めると言われる潜在意識の仕業か何かだろう。
ステンドグラスなんてものは、やってみようと思う以前は、好きどころか嫌いだった。黒くて太い線がデザインの邪魔をしているように思っていて、表現の幅がせまいと思っていた。巷にあるステンドグラスも、ダサいものばかりで全く好きになれなかった。だが、嫌いであるということは、それ相応の理由がある訳で、その部分を覆すような「何か」を、かすかに心が感じ取ったのかもしれない。
この業界は完全に斜陽産業だなと思っているが、何となく、本当に何となくだが、微かに光明が見えるので、この先も何年かは続けていきたいと思っている。
制作のテーマとして、専ら、
●クラスター
●マッシュアップ
●亜シンメトリー
●Gap and confusion
●フランク・ロイド・ライト
を念頭に置いている。
また、ステンドグラスが、陳腐で退屈な、建材なのか工芸品なのかわからないような、微妙な存在にならないように、心掛けている。
今はまだ、できたばかりで施行例の写真などがないのだが、これから増えていくと思う。
このサイトでは、ステンドグラスに関するありとあらゆる事を綴っていく予定だが、当面は、
●ステンドグラスの購入を考えている一般の方向けの情報
●ステンドグラスの制作過程
などを中心として、ブログの記事を書いていく予定だ。最低でも4記事/月くらいは書いていきたい。
なお、このサイトは自分で作っている。今はまだ見苦しい点もあるかと思うが、運用しながら徐々に体裁が整っていくと思う。
また、ボランティアで、ステンドグラスの制作をどの工房に依頼するか迷っている方へのアドバイスをさせて頂いている。 もしご希望の方があれば、お気軽にご連絡を頂きたい(無理矢理に当工房へ誘導するようなことは決していたしません)。
ステンドグラスというものは、一般的には教会や公共施設に、大げさな感じで入っているものとして、知られている。
だが、一般の家庭でも、ガラスの窓や建具、欄間ががあるところには、ステンドグラスを入れる余地がある。
キュウコンが、ステンドグラスのある生活へのきっかけになれば、幸いである。
はじめまして、私は倉島と申します
実はスタンドグラスの創作物を必要としておりまして、
参考にwebページを調べていたところキュウコンステンドグラス様に行きつき、
ブログ等の記事、内容に惹かれ一度お見積もりを含めたご相談をさせて頂きたいと考えております。
できましたら直接、アトリエに出向く等させて頂ければ幸いなのですが、なにぶんこういった事に無知なものですから、
そういった依頼前のご相談が可能かにつきまして、一度お返事を頂きたく存じます。