丸が並んだステンド(蛇)① – 構想・デザイン

image



丸が並んだステンド

上の画像のステンドを、以前に作った。背景の丸が並んだ意匠がポイントな訳だったが、今回はこれの隙間なしバージョンを作ってみたいと思う。


image

これが、上のステンドの丸の並び方。上下左右に一本のケイムを介して規則正しく並んだ丸の模様を、45度傾けたものだ。これの隙間なしバージョンを作っていく。


image

丸を横に並べる。ここまでは同じ。


image

次に、その丸を斜め下に隙間なく当てはめる。具体的には、横に丸の径の1/2、下に丸の径の1/2×√3移動する。丸と丸の間に隙間ができないように、丸の直径や線の太さを調整するのがポイント。



image

これを繰り返すと、このような模様になる。


image

30度回転させたもの。こうすると、縦に丸が続いているので縦方向の模様が強くなる。


ケイムに置き換えると、FH6(幅6.2mm)で、円の直径径が40.5mmで丁度良い感じになった。これを背景に使う。





デザイン

image

特殊な模様であり、初めて制作するのだが、ただ丸が並んでいるだけだと面白みがないので、適当なモチーフを配置する。とりあえ、蛇の道は蛇ということで、蛇で。


image

丸の並んだバックに、適当な大きさの矩形と蛇を配置。ここから、ガラスの割や際の収まりを決めていく。


image

最終的にこんな感じになった。左右の際は円が丁度全部見えるところで切ったが、上下の際はどうしても途中で円が切れてしまう。これをどこで切るかで、かなり感じが変わってくる。


蛇はそのままではガラスカットが厳しい形なので、背景の円を利用して分割をした。それでも頭部とその下が若干厳しめだが、蛇らしさを出すためにはポイントとなる箇所なので、これでいってみる。





製図・ガラス案

image


サイズはW269×H410、86ピース。ケイムは、外枠がFH12h、中はFH6s。今回もギリギリA3に収まる大きさに。



image

ガラスは、冒頭のパネルと同じようなものを、とりあえず使う予定。スティップルと透明系ガラスのコントラストを活かしたい。


使用予定ガラスの型番は以下の通り。


image

Youghiogheny 5002SP


image

Youghiogheny 5002LTSP




image

SAINT-GOBAIN Crackled


image

Youghiogheny 1000SP




image

ココモ ロンデライト・クリアー(KR006)







次回から、実制作に入る。



関連する記事 - Related Post

【ステンドグラスパネル製作】シカの頭の骨① - デザイン

構想・コンセプト 以前に制作した、背景に円を敷き詰めたパネルをもう一枚制作したい。このパネルだ。 円が敷き詰められたパネルは、ステンドグラスのデザインとしてはありがちのもの。...…
続きを読む

蝶のステンド① - 構想・デザイン

構想・コンセプト 何となく、蝶のステンドが作りたくなった。 小さめのサイズで、ケイムはFH3sを使う。 FH3は初めて使う。一番幅が細いケイムなので、これでどこまで組めるか、試してみた...…
続きを読む

人をモチーフにしたステンドグラス01 - 構想・デザイン

原画:杉浦非水 制作:松本ステンドグラス 「踊り子」 人をモチーフとしたステンドグラスを作ってみようと思い立った。先ずは、世にある既存のステンドを見直し、方向性を探ってみる。 人をモチーフとしたス...…
続きを読む

 Comment

メールアドレスが公開されることはありません。