【前編】に続き、今回は【後編】を。
トイレ修繕
流石にこのレベルになると、ペンキ塗りと違って、もはやリフォームなので、まとまったお金が掛かる。だがそんなものは当然ない訳で...、2カ月間ほど、借金苦の人間が遠洋漁業へ行くかのような動きをしていた(例えです...)。
床下も壁も全部壊して、倍の広さに拡張。奥にあったバスタブも、そのままでは外へ出ないので、セーバーソーで壊して撤去。
もちろん、実際に作業しているのは、私じゃなくてプロの方です。
タイルは風呂場の名残り。
トイレはもちろん、信頼と実績のTOTO! CES972。
トイレを自分で買う機会なんてそうそうないと思うが、この今回買ったやつ、TOTO製ではあるけれど、TOTOのサイトやカタログには載っていない。トイレ業界ってなんなんでしょうね。誰かが横流しでもしているのかな?闇が深そう...。
トイレ工事の過程を見られるなんて、滅多にない貴重な体験。これは、型紙というものを引いて、トイレの位置を決めているところ。
クッションフロアも壁紙もサンゲツのもの(CF: HM-4136 、壁紙: RE-7497)。
元々あったタイルを活かしつつ、それ以外の場所には壁紙を張る。
完成!これでやっと人並みの広さになった!一安心。
それにしても、TOTOのウォシュレット付き最新トイレの性能の良さと、サンゲツの壁紙のリアルさには驚いた!
賃貸なのに勝手にリフォームして良いの?という声がすぐそこから聞こえてきそうだが、契約時に店舗用の物件なんで、自由に手直しして良いて良いと言われているので、特に不動産屋さんにも大家さんにも確認はとっていないが大丈夫(だと思う)。
今回、リフォームでトイレが倍の広さになった代わりに風呂場が半分になってしまった。半分の部分は、今は物置としてしか使えないが、後々余裕ができたら、シャワールームにしたいと思う。
作業台
作業台の作成。この先何がどうなるか分からないので、組み立て式のものが良いと思い、Lアングル(L字型になった金属の材料を、L字型アングル、または単にアングルという)を組み立てた骨組みに、合板(20mm厚のランバーコア)を切ってハメ込むことにした。
Lアングルで、ある程度の大きさ、黒色のものを取り扱っているところは、キタジマ、ダイソーという2社しか見つからなかった。そして比較検討した結果、サイトやカタログの見やすさから、キタジマの方で購入した。
ただ、パーツの構成、特に補強金具をどの程度付ければ良いのかがが良く分からないので、お店の方に構成をお送りして、それに合ったパーツを選んでもらったのだが、送られてきて組んだ結果、部品が足らなかったりなんだりで、散々だった。
作業台の高さが決め切れないため、四隅の支柱は出たままで...一旦完成。
写真では分からないが、実は床がかなり傾いている。この写真で言うと、床が左右で4、5センチは違う。だから、傾斜の影響を受けづらいよう、作業台はこの向きに。
今後、また同じものを組む時の為に、備忘として必要なパーツと数を記しておく。
・カラーアングル40型 2×40×40×900mm ブラック ×12個
・カラーアングル40型 2×40×40×1800mm ブラック ×8個
・キャスター75mm 1入 40型用 ブラック 37.5kg/個 ×2個
・キャスター75mm S付 1入 40型用 ブラック 37.5kg/個 ×2個
・ボルトナット(外締) 6×20mm 20組入 ブラック ×5個
イス
イス。とりあえず一つだけ購入。
ルネセイコウという会社の、ジャンボベストワークチェア。高さを無段階に調整可能な優れモノ。
これから使い込んで耐久性が試されるわけだが、そこがクリアできれば、この椅子は、ほぼ完璧!そうなったら、あとあと2、3脚は欲しい!
デザインがまた格好良いんだコレが。
カッティングシート
良く店舗のドアや窓に貼ってある切り抜きのステッカーは、カッティングシート、カッティングステッカーなどと言うらしい。
ネットで安い所を探して作ってもらったが、思ったよりかなり安かった(ARROWSBRAND(アローズブランド) )。
とにかく安い。上から、一枚90円、410円、140円で作れた(送料別)。
早速、大きなはめ殺し窓にカッティングシートを貼る。これが非常に難しい...。
何となく失敗しそうだったので、予備を買っておいて良かった。次からは、ガラスの裏に罫書き線を書いて正確に位置決めして挑む。
監督、でも何とか貼れたよ!
求めていたテイストが出た!カッティングシートならではのこの感じ。この立体感。
その他
緻密な作業をする上で非常に大事なのが、照明。元々付いていた蛍光灯とダクトレールはそのままで、とりあえず裸の電球をダクトレールに何個か設置。
LEDの電球は、電球色でやや暗めだが、まあとりあえず作業は出来るレベル。コンセントもとりあえずダクトレールに着けて、ハンダごてを繋ぐときに使用する。
そして、サブの作業台。強度的に、板を引いて物をのせておく位にしか使えないが、大変重宝する。
あと、エアコンは元々付いていたものが辛うじて稼働しているが、水漏れが酷くて臭くて・・・、今にも朽ち果てそうなので早々に交換したい。来年の夏はきっと別のが付いているハズ...。
とりあえず完成
という訳で、まだまだ足りない部分は多いけれど、一旦完成ということにしよう。ガラスを置く棚もないけど、作業は出来る。
大きな開口に書かれた店名と、下に転がっている赤いポストが目印。最近は昼間はあまりアトリエにはいませんが、夜ならそこそこの確率でおります。
お近くにお立ち寄りの際は、お気軽にお声掛け下さいませ。
東京都中野区若宮3-3-13
所感
この場所、自分が借りる前は、名残りがある通り「ロッカールーム52」というくつ修理・合かぎのお店だった。そのずっと前には、花屋さんだったこともあるのだと言う。床が大きく傾いているのは、きっと水はけを良くするためだろう。また、キッチンや風呂場があることから、出来た当初は人が住んでいたようだ。
歴代、どの店も長く続かなかったようだが、実際に今こうしてその場所に長くいると、その理由が分かるような気がする。それは敢えてここでは言わないけれど。
兎も角、先の事は分からないが、暫くはここで作業することになる。今後の予定としては、できれば、大きなモニターのパソコンを壁際に一台置きたい。そして、作業台の大きさは1800mm900mmではやはり小さいので、2400mm×1200mmに拡張したい。
今まで小学生の勉強机のような場所で制作していた。だからある程度の広さの作業台があるだけで夢のよう。その気持ちをずっと持っていられれば、きっとずっと幸せでいられることだろう。
はじめまして。
ご自分のお城が完成しましたね。
おめでとうございます。
私もステンドグラスを趣味として数年作ってますが、同じ年月でもアトリエを持つなんてそりゃ凄いです。
いつもブログを拝見させてもらってましたが読んですげ~なと思い書き込んじゃいました。