デイナ・トーマス邸 by フランク・ロイド・ライト
ライトのデザインしたステンドグラスは、改めて言うまでもなく大変素晴らしいものが多いが、強いてどの家に入っているものが一番か?と言われれば、今回ご紹介するデイナ・トーマス邸(Dana-Thomas House)が真っ先に挙げられるだろう。
この邸宅には、最低でも15種類以上、枚数にすると数えきれないくらいの量のステンドが入っている。そのそれぞれが、結構違ったテイストでデザインされており、どれをとっても、正にフランク・ロイド・ライトのステンドデザインの最盛期の作品と言えるものなのだ。
さしあたり、良い画像があまり見つからなかったが、YouTubeで幾つか良い映像があったので、以下にご紹介する。
その他には、公式サイトの情報や、Googleマップからも情報を得ることができるが、全てのステンドの詳細を知る方法は、今のところ不明だ。
Dana-Thomas House - Wikipedia(英語)
デザイン
とりあえず今回は、ごく一部のステンドの意匠を参考にして、デザインを描いてみる。
主に、ライトらしい矢羽根、縦方向の意識と、モザイク状とも言えるくらいの細かな意匠に重点を置いた。
W:424mm×H:1724mm
W:424mm×H:762mm
最初のは制作不可レベルなので、もう少し現実的なデザインを、という観点で...。
W:424mm×H:1724mm
バートン邸の意匠を組み合わせてみた。左がケイムのラインだけのもので、右がガラスのイメージを入れたもの。
兎に角、沢山の種類のステンドがこのデイナ・トーマス邸には入っている。
近々、また別のパネルのテイストを基調としたデザインも描みてみる予定である。