今回も引き続き、村上隆の最新作等をご紹介します。
相変わらず密度が半端ないです。
DOB
宇宙の深層部の森に蠢く生命の図 - 消失点の無い世界
その手に触れる異次元
2015年 アクリル、プラチナ箔、カンバス、アルミニウム・フレームにマウント 180 × 240 cm
手と手を繋げよ
2015年 アクリル、プラチナ箔、カンバス、アルミニウム・フレームにマウント 180 × 240 cm
Superflat DOB:DNA
2015年 アクリル、プラチナ箔、カンバス、アルミニウム・フレームにマウント 150 ×150 cm
Superflat DOB:叫び
2015年 アクリル、プラチナ箔、カンバス、アルミニウム・フレームにマウント 150 ×150 cm
たんたん坊:a.k.a. ゲロタン:輪廻転生
2015 年 アクリル、金箔、プラチナ箔、カンバス、板にマウント 360 × 571.5 cm
1133 照明の加減で、絵肌が良く見える一枚。
獅子
死の淵を覗き込む獅子
2015年 アクリル、金箔、プラチナ箔、カンバス、アルミニウム・フレームにマウント 150 × 300 cm
この世の無常を喰ろうて候
2015年 アクリル、金箔、プラチナ箔、カンバス、アルミニウム・フレームにマウント 150 × 300 cm Courtesy of Galerie Perrotin
鬱屈した感情
部分だけを切り取って見ても、その密度の濃さにため息が出ます。圧力が凄いですね。
本などで彼の書いた文章を読むと、その並々ならぬ反骨精神と覚悟が、そこかしこから滲み出ています。何があったんだろう?と思っちゃうくらいに。きっと今まで散々悔しい思いをしてきたのだろうと思う。
そんなメランコリックな思いが、作品から滲み出ています。
本当の意味での「美」は表現できていないかもしれませんが、どうしようもない人間の「性」が伝わってくるのが村上隆作品の魅力だと、個人的に思っています。
まだもう少しあります。また次回ご紹介します。