村上隆の五百羅漢図展2016 - その9【最終回】

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9回に渡って長々と連載してきましが、今回でやっと最終回です。


なんだかんだ言っても、今回の髑髏の絵が一番好きです。




萌える人生を送った記憶

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2015年 アクリル、カンバス、アルミニウム・フレームにマウント 300 × 234.4cm


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知りたくなかったことであったのだが、、、実は、、、死んでも、魂は生き続けるらしい。そんなに、、、何万年も、何十億年も魂が劣化しないとは言えないであろうに。

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2015年 アクリル、カンバス、アルミニウム・フレームにマウント 300 × 234.4 cm


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一応突っ込んどきます。タイトル長すぎ!



馬鹿

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2012年 アクリル、カンバス、アルミニウム・フレームにマウント 40.25 × 57.91 cm


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↓改行して読み易くしたもの。


自分は48歳になりました。29歳の時に焦ってデヴューして気がつくと20年も経っています。


美術家になってしまったのはアニメーター漫画家になれなかったため、別の職業訓練とし て芸術家になる日々を東京芸大の日本画科内ですごしました。


マンガ絵が描けない焦りから、芸術大学というくらいなんで、芸術とやらを修得しないとメ シが食えないと思い、芸術を勉強することにして20年前のBTをしっかり読まなくっちゃと読んで読んで、バックナンバーも図書館で読んで、中村信夫さんの「少年アート」とか藤枝晃雄の「現代美術の展開」をいつもカバンの中に入れてわかったようなわからんような現代美術を勉強しはじめました。


芸術 とは何か?と学生時代自問自答した際に「自力で整理しきれない美術」と思ったので現代美術を学んだのです。


ムツカシクて現実社会を遊離したもの それが当時のトレンド日本の現代美術の流行でした。椹木野衣さんとか楠見清さんがBTの編集でガンバっててヤノベケンジさんとかドカ? ンとデヴューして来て、ムツカシイアートは一瞬四散していったようにも見えました。


白石正美さんや三猪さんも小さなスペースでこじんまりギャラリーをは じめてたような時代です。小山富美夫さんもでっちでしたし、レントゲンの登場とか全然現代美術しらない茶道具屋の息子の池内務さんとかも出て来て、僕もあれこれてきとーなことを言って、青井和子さんの青井画廊でデビューして、飲み屋をコワしたりして暴れてました。なので今の日本の現代美術界は 当時と比べると華々しく素敵でたくさんのプレーヤー達がうごめいてます。


なので沢山の若者が当時の僕と同じように小さな夢とザセツと不能を感じながらこの世界に入って来ます。でもなんか僕はこの日本の現代美術界が嫌いです。作品も若い連中の進化が全くみられない。


僕の学生だった頃の構造不勉強を盾にしたひぼう中傷がいまだにばっこしていて世界に飛び出せるだけの作品をつくってる作家の 少なさそ して理解力の弱さに憤る日々です。


作品を造る作家をどのようにトレーニングしてゆくか?スポーツ人体工学のようにもしくは高山にこもっての僧侶の修 行のようにおのれを発見し鍛錬せねばなりません。


自らの恥を知り節度を学び社会内での自覚を知らねばならないのに、甘えと無責任と不勉強とバカの温床地なママなのが日本現代美術業界です。


バカならバカなりの身の程を知ればいいのにいろんなとこで言ってることですが日本の美大での現代美術教育の情報源ってこの美術手帖の小さなコラム程度だろうし、原書に目を通しても全然いないと思うのです。芸術 な対話を促進させるコミュニケーションツールの極地です。


極地なのです!!日本の現代美術界は僕が知り始めた頃の20年前から かわれな かった  美術大学という産業の喰い者となった学生たちがその構造に気がつき絶望したり自らが先生の立場となって弱肉強食の食物連鎖の TOP に立とうとして来た、ただそれだけのための構造悪によって変化できなかったのです。


僕はそういう日本美術大学+現代美術業界をケイ ハツして一人でも良質なアーチストを世界に出したいと思うのです。


- 村上隆



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ショップで売っていたフィギュアです。


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休憩所みたいなとこにあった、乗り物。これは青龍と朱雀かな。


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玄武


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白虎


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村上隆という人

西洋人が作った現代美術という文脈の中では、十分に評価されているのだと思います。世界で受ける絵を計算に計算を重ねて描いている。で、その通り受けている。そうでなければこんなに大規模な個展は開けませんしね。作品が億で取引されることも有り得ません。


ただ、自分は、人間の手で作られたものから自然と滲み出てくるような「美」、言葉では上手く説明できないけど何故か感動してしまう「何か」が見たい訳で、村上隆の絵ではそれは味わえませんでしたね、全くと言って良いほど。


このような、ゲーム感覚で描いた絵が、今後数十年、数百年を経てどのように評価されていくのか、大いに興味があります。


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一方で、村上隆本人が描きたい、表現したいと心から思っているものが仮にあるとすれば、それを見てみたいものです。今回飾られていたのはそのような絵ではないのでしょうから・・。彼ほど大物になると、もう自分の敷いたレールの上を突っ走るしかないのだろうから、実現する可能性は低いと思いますが。


・・・ただ、フェルメールには及ばないし、伊藤若冲にはほど遠いけど、そんな色々なことを踏まえても、村上隆は嫌いじゃないです。いや、好きです。これからも、第一線で活躍し続けて欲しいですね。心の中で応援しています。








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