ロンデルを使ったステンドグラスデザインの習作

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カタルーニャ音楽堂

ロンデルというガラス

現在、板ガラスとして広く使われているフロートガラスは、1960頃から一般に使われるようになった。それまでは、職人の手によって宙吹きされ、それを平らにしたガラス、今で言うアンティークガラスが板ガラスの主流だった。


それでは、更にそれ以前はどうだったのか。17世紀頃までは、クラウン法という、遠心力を使ってガラスを円盤型にする方法で板ガラスが作られており、そうやってできたガラスが、正に今回の主役であるロンデルなのだ。


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巨大な設備を必要とするフロートガラス、熟練の技を要するアンティークガラスと比べると、比較的作るのが容易なロンデル。日本でも多くの場所で作られており、巷で売られているロンデルは、日本製のものが多い。


勿論、日本以外でも、ドイツのランバーツやアメリカのココモなどでもロンデルは作られている。ランバーツ社製のロンデルを以前に見たことがあるが、日本製のものが肉厚なのに対し、薄かった印象がある。ココモのロンデルは見たことがないが、作り方によって形や厚み、風合いに結構な差が出るのは確かだ。


回して作るという製法上、形は正円になり、中央に、回して整形する際に使う竿から切り離した跡(ポンテ)が残る。


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サイズは、通常は50~120mm程だが、150mm以上の大きなものも、作れないことはない。ただ、そうなると形が歪になることも多く、制作難易度も飛躍的に上がることは想像に難くない。色、柄、気泡の入れ方など、凝った作りのロンデルも存在する。値段は、普通の100mmのもので1枚1000円程、テクスチャが入ったり凝った作りであれば、2000円~4000円程するものもある。


ロンデルを使ったステンドグラスのパネルは数多く存在するが、ロンデルというガラスの主張が強いため、デザイン上のバランスをとるのが難しい印象がある。上のパネルのように全面ロンデルであればバランスも何もないが、それに他のガラスを組み合わせてきちんと成立させるのは、なかなか難しい。


ロンデルがほぼ正円なので、デザインはどうしても抽象的、幾何学的なものになってしまうし、それでよいと思う。具象的な絵にはロンデルは、まあ合わない。とりあえず今回は、ロンデルを使ったパネルの習作として、一枚デザインを描いてみようと思う。


ランバーツ社でのロンデル制作風景。






デザイン

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とりあえず、定番のロンデル敷き詰めパネル。100mmのロンデルが97枚使われている。サイズはW600mm×H1200mm。


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ガラスだけでも10万円以上は掛かるので、総額50万円以上の高級パネルになってしまうことが発覚...。






次に、他のガラスと組み合わせ、もう少し凝った意匠のものを描いてみる。

とりあえず、円形を使ったラフな絵をIllustratorで何枚か描くことに。

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これらをリミックス(コピー・合成・変形)して再構築したもの。


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サイズは600mm×600mmの正方形で、中のケイムは5mmと10mmを使用。


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ガラス+αを入れてみる。


題して、Rondels×Rondalite(ロンデル×ロンデライト)。


ガラスは、透明のバックがニューアンティークのクリア、白はココモのKO120、ロンデル以外の円形部に、ココモのロンデライトクリアとイエローを使っている。


一見複雑そうに見えるが、ボーダーの部分は、全てガラスを分けるのではなく、ケイムを張り付ける作りになるので、ガラスのピース数はそんなに多くない想定だ。






実際に制作する予定は未定なので、とりあえずデザインだけで一旦終了。こんな感じのステンドが欲しい方は、是非ご連絡下さいませ。


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