前回に続き、今回もステンドグラスのパターンを描いてみる。
今回は、幾何学的な曲線(正円、楕円)を加工したパターンだ。
デザインとその過程
垂直に対して30度傾けた線でロサンジュ(菱形)を描き、菱形に内接する楕円を描く。このとき、内接点が斜線の交点の中心になるようにする。
内接点を境に、楕円の上下を消す。

全てのひし形に同様の線を描く。

斜線の交点に、正円を描く。円の大きさは、左右にある楕円に接するように。

斜線を消す。

同じ柄を敷き詰め、線をケイムの太さにする。これで一旦完成。

正円を2種類の楕円に変えたバージョン。これは、晩香蘆のデザインと、ほぼ同じもの。

直径が100の正円を等間隔に敷き詰める。

全部を、右に50、下に50ずらした位置にコピーする。これはこれで一つの柄。

更に全体を、下か左に50ずらした位置にコピーし、形を整える。これが完成形。

2つ前の柄の一部をくりぬき、イチョウ型の模様を作る。

広げて大きな柄にする。

45度回転。

また前の柄に戻り、今度は上のようにくりぬく。

広げる。

45度回転。

重ねる前の円に戻り、円の一部をカット。

敷き詰める。

45度回転。

直径120の円を描き、それを右に90移動してコピーする。そこから、コピーした円に対して三方向に同じように円を2つコピーする。

同じ要領で、ひたすらコピーして敷き詰める。これで完成。

30度回転。あまり印象は変わらず...。

今度は、円を可能な限り密着して敷き詰める。

2つ画の円の境目をなくした柄。

その変形バージョン。

一つの円と隙間を使ったパターン。

30度回転。
曲線だけを使った柄は、直線と違って柔らかいイメージになる。それはそれで良いのだが、直線と曲線を上手く組み合わせて、もう少し偏りのないデザインが描けたら、きっともっと良いモノになる気がしている。
その辺りを、また近々チャレンジしてみたい。