村上隆の五百羅漢図展、その4です。
今回は、五百羅漢図・『朱雀』と、『大仏オーヴァル シルバー」』、をご紹介します。
五百羅漢図「朱雀」
今回は背景のベース色が黒。
火の鳥!?
この泡のようなのがほとばしる感じ、良いです。
「玄武」の羅漢はクオリティが高いです。
大仏オーヴァル シルバー
2011年制作 銀 136.5 × 80.5 ×78 cm
アートとデザイン
今回の「朱雀」は、他の五百羅漢図と比べて、コミカルでデザイン性と密度が高い気がします。背景のドットも滅茶苦茶複雑ですしね。
そして、「青龍」や「白虎」と違い、全ての羅漢がビビッドな蛍光色のラインで縁取りされており、よりモチーフを際立たせたポップな仕上がりになっています。
村上隆の絵は、デザインと言う観点からも、構図や色の組み合わせが面白いものが多く、大いに勉強になるし、インスピレーションをもらえます。その平面的な画風は、ステンドのデザインをする際にも、アイデアの源泉に十分なり得ます。
ポップの要素とステンドの組み合わせなんてのは、面白そうですよね。
今回の展示は人が多かったこともあり、写真はアップの物ばかりになってしまいました。こうやって見ると、引いた画が殆どないですね・・。多少人が入り込んでも良かったので、もっと全体像が分かるモノを撮っておくべきでした。反省します。。
さて、次回は五百羅漢図最後の「玄武」と、村上隆の最新作、他をご紹介します。まだまだ続くぞ~。