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ステンドグラス極道日記。

2液を使ったステンドグラスの習作 - 構想・デザイン

構想 ガラスピースとケイムを交互に組み合わせて図柄を創るのがステンドグラスの基本だが、今回はそれに反したことを試みる。 2液というのは、エポキシ樹脂を主成分とする2種類の液を混合して化学反応を起こし、それにより強固に接着させる特殊な接着剤の俗称である。 …
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街で見かけた素敵な柄をステンドグラスで再構築02-制作

製図 前回までで、完成イメージとサイズ感が固まっているので、今回はその続き。先ずは製図から。 ガラスの形は5種類しかないので、型紙が少なくて済む。5種類だけだ。下紙には補助線を引いて、組む時の手助けになるようにしている。 手作りなので多少のズレや歪みはつ…
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【ステンドグラス探訪88】霊南坂教会

霊南坂教会 東京都港区の赤坂にある、霊南坂教会。この都心の片隅にひっそりと佇む協会に、巨大なダル・ド・ヴェールが入っているという話を聞き、見に行ってきた。 プロテスタント系の教会だからなのか、外観が協会らしくないので、偶々歩いて通り掛かっても、中にこ…
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デイナ・トーマス邸02【フランク・ロイド・ライト】

フランク・ロイド・ライトの最高傑作 デイナ・トーマス邸がライトのステンドが入った建物の最高傑作なのだとしたら、その中でも、今回紹介する一枚が、突出して傑作だと思っている。 このステンドは、画像や映像などを見る限り、ダイニングルームの出窓として、全く同…
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ロンデルを使ったステンドグラスデザインの習作

カタルーニャ音楽堂 ロンデルというガラス 現在、板ガラスとして広く使われているフロートガラスは、1960頃から一般に使われるようになった。それまでは、職人の手によって宙吹きされ、それを平らにしたガラス、今で言うアンティークガラスが板ガラスの主流だった。 そ…
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シュライター 02【ステンドグラス・制作】

ガラス決め 前回までで、シュライター風ステンドグラスの線と色まで決まっている。 今回から制作に入るが、先ずは具体的なガラスを決めていきたい。 Wissmach Hammered Red ウィズマークのハンマード赤。 ココモ ロンデライト クリアー。 ココモ KO120。 絶妙な透…
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デイナ・トーマス邸01【フランク・ロイド・ライト】

デイナ・トーマス邸 by フランク・ロイド・ライト ライトのデザインしたステンドグラスは、改めて言うまでもなく大変素晴らしいものが多いが、強いてどの家に入っているものが一番か?と言われれば、今回ご紹介するデイナ・トーマス邸(Dana-Thomas House)が真っ先に…
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バートン邸【フランク・ロイド・ライト】

バートン邸 by フランク・ロイド・ライト 今回取り上げたライトの建物、バートン邸(Barton House)は、以前取り上げたダーウィン D.マーティン邸の隣にあり、同時期に建造されたものだ。 入っているステンドグラスの種類は特に多くはないが、この建物に入っているもの…
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シュライター 01【ステンドグラス・デザイン】

ヨハネス・シュライター ヨハネス・シュライター(Johannes Schreiter、1930~)は、ドイツ人のステンドグラス作家で、世界的に有名な人物。彼を現役No.1のステンドグラス作家と見なす人は、多く存在する。 ドイツ生まれで、1960年代の頃のニューグラスムーブメントの…
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街で見かけた素敵な柄をステンドグラスで再構築01-構想・デザイン

構想 街を歩いていて見かけた、バーカウンター下のタイルの柄。そのまますぐにステンドの線に置き換えれそうなので、実際に試してみる。 ポイントは、絶妙なラインの流れと、線に囲まれてできるタイル(ステンドではガラス)の形。シンプルで質素ながらも、艶のある意…
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