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ステンドグラス極道日記。

プログラムコントローラTTM-339の使い方 for グラスフュージング

TTM-339の使い方を書きたい 電気窯についているTTM-339というプロコンの使い方を、大いにメモる。 主に自分のためのメモだが、この窯をいつか手放すことがあれば、その後に使う人のために。あとは、これから新たにTTM-339を使ってフュージングする人が、もしいれば、そ…
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グラスフュージング・プロローグ - 遺志を継ぐもの

電気窯がやってきた 電気窯(電気炉、キルンとも)を使えば、ガラスに熱を加えて変形させることができる。ガラス用としては、パラゴンやシロタといったメーカーのものが有名だが、うちにやってきたのは特注のもの。 この窯は元々、故今野満利子先生がご自身のアトリエ…
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色ガラスの秘密 - ステンドグラスやるなら知っておきたいガラスについての基礎知識

ガラスとは - 成分と種類 ガラスは、ステンドグラスに限らずとも、窓ガラスやコップなどに使われる、ごく身近な素材だ。古代メソポタミアを起源とし、先人が改良を加えていった結果、現在のように広く普及した素材となった。 日本で、瑠璃(るり)、玻璃(はり)などと…
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テオ・ファン・ドゥースブルフのステンドグラス02

前回の続き。デザインは決まっているので、今回はガラスカット~完成までを。 ガラス選び、カット サイズは、W492mm・H1032mmで、65ピース。 ケイムは、中がFH5hで、外はFH12hを使用。 パッと見は分からないが、中心を起点として、上下点対称(ぐるっと180度回転)のデ…
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テオ・ファン・ドゥースブルフのステンドグラス01

テオ・ファン・ドゥースブルフ テオ・ファン・ドゥースブルフ(Theo van Doesburg 1883-1931)は、オランダ人の芸術家。19世紀末~20世紀初頭に、抽象芸術の分野で第一人者として活躍したこと、特にデ・ステイルの創設者・リーダーとして最も良く知られている。 作品は…
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間仕切り3連ステンドグラス【フランク・ロイド・ライト調】03 - 組み~完成

前回の続き。ガラスカットまで終わっているので、組み~完成・取り付けまでを。 組み・ハンダ デザインとガラスが決まったので、職人的な制作の作業工程に入る。今回のような幾何学的なデザインは、ラインの直線性、左右対称性をきちんと出すことが重要になってくる。…
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間仕切り3連ステンドグラス【フランク・ロイド・ライト調】02 - ガラスカット

前回の続き。デザインが決まったので、今回はガラスカットなどを。 ガラス 今回のデザインがこちら。 ステンドグラスのフルサイズは、W299mm×H1334mm、3枚。 開口の想定サイズがW305mm×H1340mmなので、上下左右各3mmずつクリアランス(余裕)を持たせている。 3枚の間…
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間仕切り3連ステンドグラス【フランク・ロイド・ライト調】01 - 構想・デザイン

経緯・構想 このサイトを見て頂き、LINEでお問い合わせを頂いた、N様。新築される家にステンドグラスを入れることを、ご検討中とのこと。 N様は以前、アメリカで暮らしていたことがあり、そこでフランク・ロイド・ライトの実物のステンドグラスを見たこともある、ライ…
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ステンドグラス制作のアトリエができるまで【後編】

【前編】に続き、今回は【後編】を。 トイレ修繕 流石にこのレベルになると、ペンキ塗りと違って、もはやリフォームなので、まとまったお金が掛かる。だがそんなものは当然ない訳で...、2カ月間ほど、借金苦の人間が遠洋漁業へ行くかのような動きをしていた(例えです.…
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ステンドグラス制作のアトリエができるまで【前編】

ここ数カ月、もう少し広い作業場所を求めて、アトリエ探しと場所作りに注力していた。その過程などを簡単に記す。 場所探し 普通のマンションやアパートの一室ではなく、狭くてもきちんと「作業場所」として使える場所、居住スペースとは明確に切り離された空間が欲し…
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